子どもが大人になり、それぞれの生活を始める。
親としては、少し寂しいものです。
でも、それは子どもが自分の人生を歩き始めたということでもあります。
そんなとき、親として考えることがあります。
「子どもに何を残せるだろう?」
財産を残すこと
まず思いつくのは、お金や家などの財産です。
もちろん、それも大切です。
自分が亡くなった後、子どもに少しでも残せればと思う親は多いでしょう。
しかし、財産だけが親から子どもへの贈り物なのでしょうか。
私は、最近少し違うように思います。
一緒に過ごした時間も財産
子どもの頃、一緒に遊んだ。
家族で食事をした。
旅行へ行った。
学校行事を見に行った。
大人になってからも、たまには話をした。
こうした思い出は、誰にも取られません。
お金とは違う財産です。
孫が生まれれば、さらに家族の時間が増えていきます。
そう考えると、
「一緒に過ごす時間」も親から子どもへの贈り物
なのだと思います。
自分の経験も残せる
長く生きていると、いろいろな経験をします。
仕事。
結婚。
子育て。
住宅ローン。
お金の苦労。
病気。
夫婦の問題。
人間関係。
失敗。
成功。
こうしたことを、子どもに全部話す必要はありません。
でも、
「父親はこんなことで悩んでいた」
「母親もこんな苦労をしていた」
と知ることで、子どもが何かを感じることもあるでしょう。
親が楽しむことも大切
親になると、
「子どものため」
と考えてしまいます。
でも、子どもが独立した後も、
「子どものために我慢し続ける」
必要はないと思います。
親にも自分の人生があります。
旅行へ行く。
温泉へ行く。
趣味を楽しむ。
友人と会う。
ブログを書く。
家庭菜園をする。
そんな姿を子どもが見れば、
「親も自分の人生を楽しんでいるな」
と思うかもしれません。
最後に
100歳まで生きるなら、あと約20年。
その20年を、
「子どもに何を残すか」
だけで終わらせる必要はありません。
むしろ、
「自分がどう生きるか」
を考えることが大切です。
そして、その生き方そのものが、子どもへの贈り物になることもあります。
財産だけではありません。
生き方。
考え方。
家族との思い出。
失敗した経験。
笑った時間。
それらすべてが、親から子どもへ残せるものです。
私は、子どもに何か大きなものを残せるか分かりません。
でも、
「父親は最後まで自分の人生を楽しもうとしていた」
そう思ってもらえたら、それも一つの贈り物なのではないかと思います。