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【第14話】医療・介護――「患者になった経験」も立派な学び

自由まなぶ

6年前に大損した。家族には言えなくて独りひっそり、youtubeで儲かる話の動画を見てまた大損した。その後、メンターの動画を拝見して、この人だったらと思って、独りひっそり、引き寄せの法則、潜在意識、地球の波動、周波数の秘密を教わって、健康でお金に心配のない残り少ない人生を過ごします。これから謙虚に感謝の気持ちで日々学んでいます。

定年後の生活を考えるとき、避けて通れないのが「健康」の問題です。

現役時代は、多少体調が悪くても、

「仕事があるから」

「今日は休めないから」

と無理をしていた人もいるでしょう。

私も会社勤めの頃から血圧が高いと言われ、病院へ通うようになりました。

定年したからといって、健康問題がなくなるわけではありません。

むしろ、年齢を重ねるにつれて、病院へ行く機会や薬を飲む機会が増えてきます。

そして、病院へ通い、薬を飲み、検査を受ける。

そんな生活を続けていると、少しずつ分かってくることがあります。

それは、

「患者になって初めて分かることがある」

ということです。

医師には専門知識がある

もちろん、医療については医師や看護師などの専門家から学ぶことが大切です。

病気について説明してもらう。

薬について教えてもらう。

検査結果を確認する。

これらは、専門家でなければ分からないことがたくさんあります。

分からないことを自分だけで判断せず、医師や薬剤師などに相談する。

これは高齢者になってから、ますます大切なことだと思います。

一方で、患者になった私たちにも、経験から分かることがあります。

「薬を飲む生活」になって初めて分かること

薬は、ただ飲めばいいというものではありません。

朝に飲む薬。

夜に飲む薬。

食前、食後に飲む薬。

病院でもらった薬を管理し、次の診察日を確認し、薬が切れないようにする。

薬が増えてくると、

「これは何の薬だったかな?」

と思うこともあります。

私自身も、長く薬と付き合ってきました。

そして妻も、以前はほとんど薬を飲んでいませんでした。

ところが、年齢を重ねるにつれて少しずつ薬が増えてきました。

今では、私より多くの薬を飲むこともあります。

そこで改めて思います。

やっぱり健康は大事だな。

病気になってから健康の大切さを知る

現役時代には、

「健康が一番」

と言われても、それほど深く考えなかったかもしれません。

仕事が忙しい。

運動する時間がない。

食生活が乱れる。

睡眠不足になる。

そんな生活を続けてしまいます。

ところが、血圧や血糖値などで注意されるようになると、

「もっと早く気をつけておけばよかった」

と思うことがあります。

健康は、失って初めて、その大切さに気づくものなのかもしれません。

だからこそ、定年後からでもできることを少しずつ始める。

歩ける日は歩く。

家に閉じこもらない。

食事を考える。

定期的に診察を受ける。

薬は自己判断でやめない。

無理をせず、医師と相談しながら生活する。

そんな小さな積み重ねが大切なのだと思います。

「患者としての経験」も学びになる

病院の待合室に行くと、同じ年代の人をたくさん見かけます。

血圧の診察を受ける人。

薬をもらいに来る人。

検査結果を聞きに来る人。

杖をついている人。

家族に付き添われている人。

こうした光景を見ていると、

「自分も年齢を重ねたんだな」

と感じることがあります。

そして、自分だけが健康問題を抱えているわけではないことにも気づきます。

誰でも年齢を重ねれば、病気や体力の低下と向き合う時が来るかもしれません。

だからこそ、

「自分はこういう経験をした」

という話が、誰かの役に立つことがあります。

それもまた、長く生きてきた人間だからこそできることではないでしょうか。

そして、次に考えるのが「介護」

健康について考えていると、どうしても次の問題に行き着きます。

それが、

「介護」

です。

今は自分で歩ける。

自分で食事ができる。

自分でトイレにも行ける。

買い物にも行ける。

でも、10年後、20年後も同じとは限りません。

転倒するかもしれない。

病気になるかもしれない。

認知機能が低下するかもしれない。

突然、介護が必要になる可能性もあります。

もちろん、考えたくないことです。

でも、

考えたくないからこそ、元気なうちに少し考えておく。

私は、それが大切だと思います。

「介護される側」になったら、どうする?

ここで考えたいのが、

「自分が介護される側になったら、どうしてほしいのか?」

ということです。

家族に全部任せたいのか。

できるだけ自宅で暮らしたいのか。

介護サービスを利用したいのか。

施設に入ることも選択肢にするのか。

これは人によって答えが違います。

「最後まで自宅がいい」

という人もいるでしょう。

「家族に迷惑をかけたくない」

という人もいるでしょう。

「施設に入って、専門家に介護してもらったほうが家族も安心」

と考える人もいるでしょう。

どれが正解ということではありません。

大切なのは、

自分の希望を、元気なうちに家族へ伝えておくこと

だと思います。

家族に何も伝えないままでは、家族が困る

例えば、突然入院したとします。

医師から、

「今後、介護が必要になる可能性があります」

と言われたらどうでしょう。

家族は、

「本人はどうしたいんだろう?」

と迷います。

自宅がいいのか。

施設でもいいのか。

どこまで介護を受けたいのか。

お金はどうするのか。

そうならないためにも、元気なうちに家族と話しておく。

正式な書類を用意することも大切ですが、まずは普段の会話の中で、

「もし自分が介護になったら、こうしてほしい」

と伝えておくだけでも違うと思います。

「家族に迷惑をかけたくない」という気持ち

私も、

「できるだけ家族には迷惑をかけたくない」

と思います。

しかし、介護は一人ではできないことがあります。

家族だけで全部背負おうとすると、介護する側も疲れてしまいます。

だからこそ、

介護サービスを利用することは、家族を大切にすることでもある

と思います。

介護を受けることは、決して恥ずかしいことではありません。

人は年齢を重ねれば、誰かの力を借りることがあります。

若い頃は親に育ててもらった。

子どもが小さい頃は、自分が子どもの世話をした。

そして人生の最後のほうでは、自分が誰かの力を借りる。

それも人生の自然な流れなのかもしれません。

ペットを飼っている人にも「もしも」を考えてほしい

もう一つ、高齢者になって考えておきたいことがあります。

犬や猫、小鳥などのペットです。

一人暮らしの高齢者にとって、ペットは家族同然です。

毎日話しかける。

散歩する。

ご飯をあげる。

一緒に寝る。

ペットが生きがいになっている人もいるでしょう。

でも、もし自分が病気になって入院したら?

もし長期間、家に帰れなくなったら?

もし介護施設へ入ることになったら?

「この子は誰が面倒を見るのか?」

という問題が出てきます。

だからペットを飼っている人も、元気なうちに家族や信頼できる人と相談しておく。

これも、飼い主としての責任なのだと思います。

介護を「怖いもの」にしないために

介護という言葉を聞くと、

「大変そう」

「お金がかかりそう」

「家族に迷惑をかけそう」

と不安になります。

確かに簡単な問題ではありません。

でも、何も知らないままその時を迎えるのと、少しでも知識を持っているのとでは違います。

介護保険とは何なのか。

どんな介護サービスがあるのか。

地域包括支援センターとは何をするところなのか。

介護にどんな費用がかかる可能性があるのか。

こうしたことを元気なうちに少しずつ知っておく。

それだけでも、

「何か起きたらどうしよう」

という漠然とした不安を、

「その時は、こう相談すればいい」

という具体的な準備に変えられるかもしれません。

最後に――介護の結論は「元気なうちに、自分の希望を決めておく」

医療も介護も、できればお世話になりたくない。

誰でもそう思うでしょう。

私も、できるだけ自分の足で歩きたい。

自分のことは自分でしたい。

元気なうちは、自分の人生を自分で楽しみたい。

でも、人間はいつまでも元気でいられるとは限りません。

だから私は、

「介護になったらどうするか」を考えることは、死ぬ準備ではなく、「最後まで自分らしく生きる準備」なのだ

と思っています。

自宅で暮らしたいのか。

介護サービスを利用したいのか。

施設という選択肢も考えるのか。

家族には何をしてほしいのか。

逆に、家族には何をしてほしくないのか。

ペットをどうするのか。

お金をどう使うのか。

できるだけ元気なうちに、自分の考えを家族と話しておく。

そして、状況が変わったら、その時にまた考え直せばいい。

人生には、最初から最後まで決められた道があるわけではありません。

大切なのは、

「誰かに決められる前に、自分の希望を考えておくこと」

ではないでしょうか。

医療を受ける。

薬を飲む。

介護を受ける。

誰かの力を借りる。

それは「負け」ではありません。

長い人生を生きてきた私たちが、最後まで自分らしく生きるための選択肢です。

そして、患者になった経験も、介護を考えた経験も、決して無駄ではありません。

それらはすべて、これからの人生を考えるための「学び」です。

元気なうちに学ぶ。
元気なうちに話す。
元気なうちに決めておく。

それが、家族にとっても、自分自身にとっても、後悔を少なくする一歩なのだと思います。

次回、第15話では、

「夫婦で老後をどう支える?  一緒にいるからこそ必要な、それぞれの人生」

について考えてみたいと思います。

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