定年後、夫婦だからって何でも一緒じゃなくていい
定年後、私は家にいる時間が増えました。
会社勤めをしていたころは、朝になれば会社へ行き、仕事をして、帰宅する。
一日の中に、自然と「自分の時間」がありました。
ところが退職すると、その生活がなくなります。
朝から夜まで、妻と同じ家で過ごす時間が増えました。
そこで私は、今まであまり考えなかったことを考えるようになりました。
「私だって、一人になりたい時がある」
これは、妻が嫌いだからではありません。
夫婦仲が悪いからでもありません。
長年一緒に暮らしてきた夫婦だからこそ、時には一人になる時間も必要なのではないかと思ったのです。
朝は血圧計から一日が始まる
私たち夫婦の朝は、少し変わっています。
朝起きて、まず向き合うのが血圧計です。
夫婦それぞれが血圧を測ります。
「今日はどうだった?」
そんな会話をしながら、一日が始まります。
そして朝食です。
我が家の朝食は、何年もほとんど変わっていません。
フルグラ。
自家製ヨーグルト。
野菜ジュース。
そして最後に薬を飲む。
これが、我が家の朝の定番です。
毎日同じような朝。
でも、こうした「いつもの生活」があるからこそ、安心できる部分もあります。
昼も、ほぼ決まった食事
昼食も、基本的には決まっています。
生野菜。
パン。
ハム。
コーヒー。
時にはインスタントラーメンを食べることもあります。
「たまには外食したい」
そう思うこともあります。
でも、年金暮らしです。
現役時代のように、何でも気軽に食べるわけにはいきません。
外食はたまに。
しかも昼食が中心です。
夕食を外で食べることは、めったにありません。
夜は肉と魚を交互に
夕食も、我が家なりのルールがあります。
肉の日。
魚の日。
曜日を決めて、なるべく偏らないようにしています。
豪華な食事ではありません。
でも、妻が毎日の食事を作ってくれています。
私は、それをありがたいと思っています。
だからこそ、妻に対して、
「毎日同じで疲れる」
などとは、なかなか言えません。
妻には妻の苦労があります。
私には私の思いがあります。
その両方を大切にしなければならないのだと思います。
「一人になりたい」は、わがままなのか?
私は時々、一人になりたくなります。
どこかへ出かけたい。
一人で散歩したい。
温泉に入りたい。
景色を眺めながら、何も考えずに過ごしたい。
そんな時間が欲しくなることがあります。
でも、
「夫婦なのだから一緒にいるべきだ」
と考えてしまう。
その結果、自分の気持ちを我慢する。
我慢が続くと、ストレスになります。
そして、妻には言えないことが増える。
心の中に不満がたまり、愚痴が増えてしまう。
これは、私自身が気をつけなければならないことだと思っています。
夫婦でも「それぞれの時間」が必要
私は、これから少し考え方を変えてみようと思います。
妻には妻の時間。
私には私の時間。
そして、夫婦二人の時間。
この3つがあっていいのではないでしょうか。
妻が家でゆっくりしたいなら、無理に外へ連れ出さない。
私が外へ出たいなら、妻に無理をさせず、自分で楽しむ。
そして、二人で食事をする。
テレビを見る。
孫の話をする。
そんな時間を大切にする。
「何でも一緒」ではなく、
「一緒にいることも、別々に過ごすことも、お互いに認める」
そんな夫婦の形があってもいいと思うようになりました。
年金暮らしだからこそ、お金をかけない楽しみを
老後は、お金のことも考えなければなりません。
年金生活になれば、現役時代のような使い方はできません。
旅行も毎月というわけにはいきません。
外食も、好きなだけできません。
だからこそ、お金をかけない楽しみを見つけることが大切だと思っています。
近所を散歩する。
季節の花を見る。
家庭菜園を楽しむ。
図書館へ行く。
ブログを書く。
YouTubeを作る。
一人でコーヒーを飲みながら、ゆっくり過ごす。
お金をかけなくても、自分の時間は作れます。
「夫婦一緒」だけが幸せではない
若いころは、家族みんなで同じ方向を向いて生活してきました。
子どもを育てる。
家を建てる。
生活を守る。
それが夫婦の目標でした。
でも、子どもたちが巣立ち、仕事も終わった今は違います。
これからは、
「妻の人生」
「私の人生」
そして、
「夫婦の人生」
を考えていく時期なのかもしれません。
夫婦だからといって、すべてを一緒にする必要はありません。
むしろ、それぞれが自分の時間を持つことで、相手に優しくなれることもあるのではないでしょうか。
まだ人生は終わっていない
私は、100歳まで生きると考えれば、まだ20年あります。
もちろん、本当に100歳まで生きられるかは分かりません。
それでも、
「もう年だから」
と何でも諦めるのではなく、
「まだ20年ある」
と考えてみたいのです。
妻には妻の楽しみを。
私には私の楽しみを。
そして、夫婦二人の楽しみを。
これから少しずつ見つけていきたいと思います。
まとめ
定年後は、夫婦二人で過ごす時間が増えます。
それまで仕事や子育てで忙しかった夫婦ほど、退職後に急に「二人の時間」が増えることがあります。
その中で、ストレスを感じることもあります。
「一人になりたい」と思うこともあります。
でも、それは相手を嫌いになったということではありません。
夫婦だからこそ、それぞれの時間が必要なのかもしれません。
一緒にいる時間。
別々に過ごす時間。
どちらも大切にする。
私は、そんな老後を目指したいと思います。
そして、残りの人生を愚痴だけで終わらせない。
小さな楽しみを一つずつ見つけながら、これからの20年を過ごしていきたいと思います。