年金生活になってから、毎日の暮らしの中で楽しみにしていることがあります。
それは、家庭菜園です。
春が近づくと、私は近くのホームセンターへ出かけます。
園芸コーナーには、色とりどりの花や、たくさんの野菜の苗が並んでいます。
トマト。
プチトマト。
ピーマン。
ナス。
キュウリ。
どの苗も元気いっぱいで、「今年は何を育てようかな」と考える時間がとても楽しいのです。
今年、私が選んだのは、トマト、プチトマト、そしてピーマンでした。
それぞれ2株ずつ購入し、自宅へ持ち帰りました。
家では、以前手作りした木製のプランターを使っています。
大きな畑はありませんが、小さなスペースでも十分楽しめます。
土を入れ、苗を植え、やさしく土を寄せる。
その作業をしていると、時間がゆっくり流れていくような気がします。
植え終わると、「元気に育ってね」と心の中で話しかけました。
毎朝起きると、まずプランターを見に行きます。
葉っぱが元気か。
土は乾いていないか。
虫はついていないか。
そして朝と夕方、水をたっぷりあげます。
ほんの数日前まで小さかった苗が、少しずつ大きくなっていく姿を見ると、とてもうれしくなります。
「今年の初夏には、自分で育てたトマトやピーマンが食べられるかな。」
そんな期待を胸に、毎日世話をしています。
家庭菜園は、収穫だけが楽しみではありません。
毎日外へ出る習慣ができます。
土に触れることで気分転換になります。
自然と体を動かすので、無理のない運動にもなります。
年齢を重ねると、「健康のために運動をしなければ」と思うことがあります。
でも、家庭菜園なら楽しみながら体を動かせます。
水やりをしたり、草を取ったり、苗の様子を見たり。
一つひとつの作業が、健康づくりにつながっているように感じます。
そして、自分で育てた野菜を食卓に並べる喜びは特別です。
スーパーで買う野菜とは違う、育てた人だけが味わえるうれしさがあります。
「今年もよく育ってくれた。」
そう思いながら食べるトマトやピーマンは、何よりのごちそうです。
私は、家庭菜園は野菜づくりだけではないと思っています。
季節を感じること。
自然と向き合うこと。
そして、小さな成長を楽しむこと。
それらすべてが、心を元気にしてくれます。
年金生活だからこそ、毎日の暮らしの中に小さな楽しみを見つけることが大切です。
家庭菜園は、その楽しみを与えてくれる、私にとって大切な趣味になっています。
このシリーズでは、野菜づくりの様子だけでなく、失敗したことや、うれしかった出来事も、そのままお伝えしていきます。
家庭菜園を始めてみたい方や、同じ趣味を楽しんでいる方と、一緒に季節を感じながら歩んでいけたらうれしいです。
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次回予告
【第2話】毎日の水やりが楽しみに。小さな苗が教えてくれた「待つこと」の大切さ。
毎日少しずつ大きくなる苗。
急いでも、野菜は一日で育ちません。
家庭菜園を通して、私が学んだ「待つことの大切さ」をお話しします。