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【第1話】土いじりが教えてくれた、心と体が元気になる家庭菜園のある暮らし

年金生活になってから、毎日の暮らしの中で楽しみにしていることがあります。

それは、家庭菜園です。

春が近づくと、私は近くのホームセンターへ出かけます。

園芸コーナーには、色とりどりの花や、たくさんの野菜の苗が並んでいます。

トマト。

プチトマト。

ピーマン。

ナス。

キュウリ。

どの苗も元気いっぱいで、「今年は何を育てようかな」と考える時間がとても楽しいのです。

今年、私が選んだのは、トマト、プチトマト、そしてピーマンでした。

それぞれ2株ずつ購入し、自宅へ持ち帰りました。

家では、以前手作りした木製のプランターを使っています。

大きな畑はありませんが、小さなスペースでも十分楽しめます。

土を入れ、苗を植え、やさしく土を寄せる。

その作業をしていると、時間がゆっくり流れていくような気がします。

植え終わると、「元気に育ってね」と心の中で話しかけました。

毎朝起きると、まずプランターを見に行きます。

葉っぱが元気か。

土は乾いていないか。

虫はついていないか。

そして朝と夕方、水をたっぷりあげます。

ほんの数日前まで小さかった苗が、少しずつ大きくなっていく姿を見ると、とてもうれしくなります。

「今年の初夏には、自分で育てたトマトやピーマンが食べられるかな。」

そんな期待を胸に、毎日世話をしています。

家庭菜園は、収穫だけが楽しみではありません。

毎日外へ出る習慣ができます。

土に触れることで気分転換になります。

自然と体を動かすので、無理のない運動にもなります。

年齢を重ねると、「健康のために運動をしなければ」と思うことがあります。

でも、家庭菜園なら楽しみながら体を動かせます。

水やりをしたり、草を取ったり、苗の様子を見たり。

一つひとつの作業が、健康づくりにつながっているように感じます。

そして、自分で育てた野菜を食卓に並べる喜びは特別です。

スーパーで買う野菜とは違う、育てた人だけが味わえるうれしさがあります。

「今年もよく育ってくれた。」

そう思いながら食べるトマトやピーマンは、何よりのごちそうです。

私は、家庭菜園は野菜づくりだけではないと思っています。

季節を感じること。

自然と向き合うこと。

そして、小さな成長を楽しむこと。

それらすべてが、心を元気にしてくれます。

年金生活だからこそ、毎日の暮らしの中に小さな楽しみを見つけることが大切です。

家庭菜園は、その楽しみを与えてくれる、私にとって大切な趣味になっています。

このシリーズでは、野菜づくりの様子だけでなく、失敗したことや、うれしかった出来事も、そのままお伝えしていきます。

家庭菜園を始めてみたい方や、同じ趣味を楽しんでいる方と、一緒に季節を感じながら歩んでいけたらうれしいです。


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