最近は、何をするにもスマートフォンやパソコンを使う時代になりました。
買い物をする。
病院を予約する。
電車の時間を調べる。
旅行先を探す。
家族と連絡を取る。
災害情報を見る。
行政の手続きをする。
昔なら電話や窓口でできたことが、今ではスマホやパソコンを使うことが当たり前になっています。
私は定年後、パソコンに向かっていろいろなことを調べる時間が増えました。
ブログを書くために調べたり、分からないことを検索したり、世の中で何が起きているのかを知ったり。
そこで感じるのが、
「知らないままでいると、損をすることがある時代になったな」
ということです。
シニアにはスマホやパソコンが難しい?
スマホやパソコンというと、
「難しそう」
「今さら覚えられない」
「若い人に聞くのは恥ずかしい」
と思う人もいるでしょう。
私も最初から何でもできたわけではありません。
分からないことがあれば調べる。
失敗すれば、もう一度やってみる。
それを繰り返しているうちに、少しずつできることが増えてきました。
全部を覚える必要はありません。
電話をかける。
写真を撮る。
家族にメッセージを送る。
検索する。
地図を見る。
このくらいから始めてもいいのです。
「分からない」と言えることも大切
シニアになると、
「こんなことも知らないのかと思われたくない」
という気持ちになることがあります。
でも、私は分からないことを恥ずかしいと思わなくてもいいと思っています。
スマホもパソコンも、毎日のように新しい機能が出てきます。
若い人でも、すべて知っているわけではありません。
だから、
「分からないから教えて」
と言っていい。
家族に聞いてもいい。
友人に聞いてもいい。
説明書を見てもいい。
インターネットで調べてもいい。
一つずつ覚えればいいのです。
スマホがあれば家族との距離も近くなる
子どもたちは成長すると、いつの間にか家を出ていきます。
まるで燕が巣立っていくように、それぞれの生活を始めます。
昔なら、離れて暮らす子どもや孫と連絡を取るには、電話や手紙が中心でした。
今はスマホがあります。
写真を送る。
メッセージを送る。
ビデオ通話で顔を見る。
孫の成長を写真で見る。
遠くにいる家族とも、以前より簡単につながることができます。
もちろん、スマホだけが家族とのつながりではありません。
直接会うことも大切です。
でも、
「いつでも連絡できる」
という安心感は、シニアにとって大きいと思います。
お金の管理にもスマホが役立つ
年金生活になると、お金の管理も重要になります。
銀行の残高を確認する。
支払いを確認する。
家計簿をつける。
ポイントを確認する。
こうしたこともスマホでできるようになっています。
ただし、便利だからといって、何でもスマホ任せにすればいいわけではありません。
暗証番号を人に教えない。
怪しいメールのリンクを押さない。
知らない相手からの電話に注意する。
お金を振り込む前に、一度立ち止まる。
便利なものほど、使い方を間違えると危険もあります。
シニアこそ「詐欺」に注意したい
スマホやパソコンを使うようになると、詐欺にも注意しなければなりません。
「料金が未払いです」
「当選しました」
「あなたのアカウントに問題があります」
そんなメールやメッセージが届くことがあります。
慌ててクリックしてはいけません。
本物なのか分からないときは、家族に相談する。
公式サイトなどから正しい連絡先を確認する。
お金を要求されたら、すぐに支払わない。
「急がされる話ほど、一度立ち止まる」
これを覚えておくだけでも、自分を守ることにつながります。
災害時にもスマホは役に立つ
前回の第16話では、災害について書きました。
ここでもスマホは大きな役割を果たします。
地震が起きたとき。
大雨が降ったとき。
台風が近づいているとき。
避難情報を確認する。
家族の安否を確認する。
現在地を伝える。
交通情報を確認する。
スマホは、単なる電話ではなく、
「命を守るための情報機器」
にもなります。
だからこそ、普段から使い慣れておくことが大切なのだと思います。
パソコンは「第二の人生」の道具になる
私の場合、定年後にパソコンを使う時間が増えました。
調べものをする。
文章を書く。
ブログを書く。
写真を見る。
新しいことを学ぶ。
現役時代なら、仕事で使うための道具だったパソコンが、退職後には自分のための道具になりました。
会社を辞めても、パソコンがあれば、
「まだ自分にもできることがある」
と思えることがあります。
ブログを書けば、自分の経験を誰かに伝えることもできます。
長く生きてきたからこそ分かること。
年金生活で感じたこと。
夫婦の暮らし。
病院や介護について考えたこと。
災害への備え。
こうした経験は、同じシニアの人にとって役に立つかもしれません。
「シニアだから遅い」ではない
新しいことを始めるとき、
「もう年だから」
と言ってしまうことがあります。
でも、スマホやパソコンを使い始めるのに、年齢制限はありません。
もちろん、若い人のようにすぐ覚えられないこともあります。
間違えることもあります。
同じことを何度も聞くこともあります。
それでもいい。
一日一つ覚えれば、一年でかなりのことができるようになります。
大切なのは、
「完璧に使いこなすこと」ではなく、「必要なところだけ使えるようになること」
だと思います。
最後に――知らないことを「学ぶ」ことも生きがいになる
定年後は、会社から与えられる仕事がなくなります。
「今日は何をしよう?」
と考える日もあります。
そんなとき、スマホやパソコンを使って、
「これを調べてみよう」
「こんなことをやってみよう」
と考えるだけでも、一日の過ごし方が変わります。
私自身も、分からないことを調べながらブログを書いています。
失敗することもあります。
分からないこともたくさんあります。
でも、それも一つの学びです。
高齢者向け大学で教わることだけが「学び」ではありません。
病院で患者になった経験も学び。
年金生活で家計をやりくりした経験も学び。
夫婦で悩んだ経験も学び。
災害に備えることも学び。
そして、
スマホやパソコンを使って、新しいことを覚えることも学びです。
人生100年と言われる時代。
「もう年だから」と何もしないのではなく、
「まだ知らないことがある」
と思ってみる。
それだけでも、毎日の景色が少し変わるかもしれません。
スマホやパソコンは、シニアにとって難しい敵ではありません。
これからの人生を少し便利に、少し楽しく、そして安全にするための道具。
私はそう考えています。
知らないままでいるのは、もったいない。
分からなければ、ゆっくり覚えればいい。
失敗したら、またやり直せばいい。
シニアだからこそ、今からでも新しいことを学んでみる。
それも「自分の人生を自分で生きる」ための、小さな一歩なのだと思います。