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【第10話】いずれこの世からいなくなる。だから老後は「自分の人生」を生きたい

ここまで「定年後に考えたい10のテーマ」として、いろいろなことを考えてきました。

老後のお金。

再雇用や再就職。

住宅ローン。

仕事がなくなった後の毎日。

生きがい。

健康。

旅行。

そして、「これから自分は何をするのか」という問題。

一つひとつ考えていくと、最後にたどり着くのは、

「これから自分はどう生きたいのか?」

ということなのかもしれません。

どれだけ頑張っても、人生には終わりがある

会社員の頃は、毎日仕事をしていました。

家族のために働く。

住宅ローンを払う。

子どもを育てる。

生活を守る。

そのために、一生懸命働いてきました。

そして子どもたちは成長し、やがて巣立っていきました。

今では孫もいます。

振り返れば、あっという間だったような気がします。

でも、人間はどれだけ頑張っても、いつか人生を終える時が来ます。

お金をたくさん残しても、

大きな家を建てても、

仕事で頑張っても、

最後は持っていくことはできません。

だからといって、

「どうせ最後は死ぬのだから、何をしても意味がない」

ということではありません。

私はむしろ反対だと思っています。

いつか終わるからこそ、今を大切にしたい。

老後は「自分の人生」を生きてもいい

これまでの人生は、家族中心でした。

もちろん、それを後悔しているわけではありません。

家族がいて、子どもが育ち、家を持つことができた。

それは私にとって大切な人生でした。

でも、定年を迎え、子どもたちも独立した今、

少しだけ考え方を変えてもいいのではないかと思います。

家族を大切にしながら、

自分のために生きてもいい。

何にお金を使うのか。

どこへ行くのか。

何を食べるのか。

誰と過ごすのか。

何を楽しみにするのか。

何を生きがいにするのか。

それを考えるのは、自分自身です。

「元気なうちに」が大切

私は、老後になってから強く感じるようになった言葉があります。

それが、

「元気なうちに」

です。

元気なうちに旅行する。

元気なうちに行きたい場所へ行く。

元気なうちに人に会う。

元気なうちに、やってみたいことをやる。

若い頃は、「また今度でいい」と思っていました。

でも、年齢を重ねると、

「また今度」が本当に来るとは限らない。

そう思うようになりました。

だから、大きなことではなくてもいい。

ちょっと遠くまで歩いてみる。

気になっていた場所へ行ってみる。

季節の花を見る。

新しいことを覚える。

ブログを書いてみる。

そんな小さな挑戦でもいいのです。

「歩ける」だけでも、人生の守備範囲は広い

健康についても、これまで何度も書いてきました。

私は、

歩けるということは、大きな財産だ

と思っています。

歩ければ、近所まで行ける。

少し遠くまで行ける。

電車に乗って出かけることもできる。

旅行先を歩くこともできる。

つまり、歩けるだけで、自分の人生の「守備範囲」が広がります。

だから、無理をしない範囲で歩く。

外へ出る。

季節を感じる。

それだけでも、立派な老後の楽しみだと思います。

花火を見て思ったこと

私は花火をたくさん見てきました。

夜空に大きな花が咲く。

一瞬、夜空いっぱいに広がる。

「きれいだな」と思った瞬間、

消えてなくなる。

そして、また次の花火が上がる。

花火は、どれだけ大きくても、一瞬です。

だからこそ、人はその一瞬を見に行くのでしょう。

私は人生も少し似ていると思います。

長い人生を生きてきても、

振り返れば、

「あっという間だった」

と感じる。

だから、

今という時間も、一瞬なのかもしれません。

生き抜くための「処方箋」

では、これからどう生きればいいのか。

私なりに考えた「生き抜くための処方箋」は、難しいものではありません。

まず、

無理をしないこと。

そして、

健康を大切にすること。

さらに、

できることには挑戦してみること。

そして、

小さな楽しみを見つけること。

大きな夢がなくてもいい。

毎日、何か一つ楽しみがあればいい。

「今日は散歩しよう」

「今日はブログを書こう」

「今日は庭を見てみよう」

「今度はあの場所へ行ってみよう」

そんな小さな予定でも、人生には張り合いが生まれます。

お金・健康・生きがい

この10話で、私は何度も「お金・健康・生きがい」という三つについて考えてきました。

お金がなければ不安です。

健康でなければ行動できません。

生きがいがなければ、毎日がつまらなく感じます。

だから、この三つを完璧にする必要はありません。

少しずつでいい。

お金は無駄遣いを減らす。

健康はできることを続ける。

生きがいは、小さな楽しみから探す。

それだけでもいいのではないでしょうか。

最後に、自分自身へ

人生の最後に、

「あの時、やっておけばよかった」

と思うことは、できるだけ少なくしたい。

もちろん、すべての願いをかなえることはできません。

夫婦だから、すべて一緒にできるわけでもありません。

お金の問題もあります。

健康の問題もあります。

でも、それでも、

自分にできることは何か?

と考えてみる。

それが、これからの人生を変える一歩になるのだと思います。

私は、まだやってみたいことがあります。

温泉にも行きたい。

四季を感じる旅行もしたい。

行ったことのない場所にも行ってみたい。

そして、これからもブログを書きながら、自分の経験を誰かに伝えていきたい。

歩けるうちは歩きたい。

元気なうちは挑戦したい。

そして、できるだけ自分らしく生きたい。

10話を書き終えて

定年後の人生に、誰にでも当てはまる正解はありません。

「こうすれば幸せ」

という答えもありません。

ある人にとっては旅行が生きがい。

別の人にとっては家庭菜園。

また別の人にとっては、孫との時間かもしれません。

私にとっては、こうして自分の経験を振り返り、ブログに書くことも、その一つになっています。

人生は、いつか終わります。

だからといって、終わりを恐れてばかりいる必要はありません。

終わりがあるからこそ、今を大切にする。

今日、歩けるなら歩く。

今日、笑えるなら笑う。

今日、やりたいことがあるなら、少しだけやってみる。

夜空に咲く花火のように、人生もいつか消えていきます。

でも、だからこそ、

その一瞬一瞬を、自分らしく生きたい。

定年後の人生は、自分のもの。

家族を大切にしながら、

自分の人生も大切にする。

それが、私がこの10話を書いて最後にたどり着いた答えです。

「これから、どう生きるか?」

その答えは、誰かが決めるものではありません。

最後に考えるのは、

あなた自身なのかもしれません。