謙虚な気持ちで自由なブログを配信しています。どうぞお手柔らかに。

介護費用はいくらかかる?老後のお金で見落としやすい「介護」の現実

老後のお金について考えていると、どうしても毎月の生活費に目が向きます。

食費。

電気代。

水道代。

携帯電話代。

車の維持費。

病院代。

そして、毎月の年金。

「年金の範囲内で生活できるようにしよう」

そう考えている人も多いと思います。

でも、老後のお金について考えるとき、忘れてはいけないお金があります。

それが「介護にかかるお金」です。


「老後2,000万円」という話を聞いて驚いた

以前、

「老後の生活には2,000万円以上必要になる」

という話題が大きく取り上げられました。

私も、

「えっ、そんなに必要なの?」

と思いました。

退職金をもらって、年金で生活する。

それでも数千万円を準備していなければならないのか。

最初は、そんな気持ちでした。

ただ、老後についていろいろ考えていくと、

「なぜ、それくらいのお金が必要になる場合があるのか」

少しずつ分かってきました。

その一つが、介護です。


介護は「いつ始まるか」が分からない

若いうちは、

「まだまだ自分は元気だから大丈夫」

と思います。

シニアになっても、

「自分は人の世話にはならない」

と思っている人もいるでしょう。

私も、できれば最後まで自分のことは自分でしたいと思います。

買い物をする。

料理をする。

掃除をする。

車を運転する。

自分の好きなところへ出かける。

そんな生活をできるだけ長く続けたいものです。

でも、体がいつまで元気なのかは、誰にも分かりません。

転んで足を悪くするかもしれない。

病気になるかもしれない。

今まで普通にできていたことが、できなくなるかもしれません。

そこで必要になるのが介護です。


介護のお金は「介護サービス」だけではない

介護費用と聞くと、

「介護保険の自己負担分だけ」

と思ってしまいがちです。

でも、実際にはそれだけではありません。

自宅で生活する場合でも、

  • 介護サービスの自己負担
  • 介護用品
  • 紙おむつなどの日用品
  • 住宅の手すりなどの改修
  • 通院費
  • 医療費

など、さまざまなお金がかかることがあります。

施設に入る場合は、

  • 施設の利用料
  • 介護サービスの自己負担
  • 食費
  • 居住費
  • 日用品
  • 医療費

なども考える必要があります。


実際の介護費用はどれくらい?

ここは気になるところです。

生命保険文化センターの2024年度調査では、介護にかかった費用は、一時的な費用が平均47.2万円、月々の費用が平均9万円でした。

介護を受けた場所別では、

在宅介護が月平均5.3万円

施設介護が月平均13.8万円

となっています。

ただし、これはあくまで調査の平均です。

すべての人が月13.8万円かかるわけではありません。

介護度や施設の種類、地域、利用するサービスなどによって金額は変わります。

だから、

「介護施設に入ったら必ず月○万円」

と考えるのではなく、自分の場合はいくら必要になるのかを調べることが大切です。


介護期間も考えておきたい

もう一つ驚くのが介護期間です。

同じ調査では、介護期間の平均は55.0カ月、約4年7カ月でした。

例えば、仮に月10万円の自己負担が続けば、

10万円 × 12カ月 = 120万円

5年間なら、

120万円 × 5年 = 600万円

になります。

もちろん、実際には介護保険や年金、所得、利用するサービスなどによって負担額は変わります。

ここで大切なのは、

「1か月いくら?」だけではなく、「何年続くか?」

まで考えることです。


「施設に入れば全部込み」ではない

介護施設についても、

「毎月施設に払うお金だけ準備すればいい」

とは限りません。

食費や居住費が別にかかる場合があります。

医療費や日用品などが別に必要になることもあります。

施設によって料金の仕組みは違います。

だから、入居を考えるなら、

「毎月いくらですか?」

だけでなく、

「その金額には何が含まれていますか?」

と確認することが大切です。


自分のお金でどこまで準備できる?

ここで、一度自分の家計を見てみます。

毎月の年金はいくらか。

毎月の生活費はいくらか。

貯金はいくらあるか。

そして、

介護になった場合、毎月いくらまでなら出せるのか。

この数字を考えてみます。

例えば、

「年金だけでは足りない」

のであれば、貯金を取り崩すことになります。

その場合、

「何年分のお金を準備しておくか」

という考え方も必要になります。


子どもに迷惑をかけたくない

シニア世代になると、

「子どもには迷惑をかけたくない」

と思う人も多いでしょう。

私もそう思います。

だからこそ、元気なうちに、

「もし介護が必要になったら、どうする?」

と家族と話しておくことが大切です。

自宅で過ごしたいのか。

施設も選択肢に入れるのか。

どれくらいのお金を準備できるのか。

こうしたことを話しておけば、いざというときに家族も考えやすくなります。


介護費用で見落としたくない5つのお金

最後に、介護を考えるときに確認しておきたいものをまとめます。

① 介護サービス費

訪問介護や通所介護など、利用するサービスに応じて費用がかかります。

② 食費・居住費

施設で生活する場合は、介護サービス以外のお金も確認します。

③ 医療費

介護と同時に病院へ通うこともあります。

④ 日用品・介護用品

紙おむつなど、毎月必要になるものもあります。

⑤ 住宅改修などの一時的な費用

自宅で暮らすために、手すりを付けたり、段差をなくしたりすることもあります。


まとめ

老後のお金を考えるとき、

「毎月の生活費」

だけを考えていてはいけないのかもしれません。

特に忘れたくないのが、

介護にかかるお金です。

介護費用は人によって大きく違います。

2024年度の調査では、月々の介護費用は平均9万円、施設では平均13.8万円でした。介護期間は平均4年7カ月です。

この数字を見て、

「そんなにかかるのか」

と思う人もいるでしょう。

でも、反対に、

「自分の場合はもっと少ないかもしれない」

という人もいます。

だからこそ大切なのは、平均額だけを見ることではありません。

自分ならどうするのか。

自宅で暮らすのか。

施設を利用するのか。

年金でどこまで払えるのか。

貯金はいくら残しておきたいのか。

これを元気なうちに考えておくことです。

老後のお金は、

「何歳まで生きるか」

だけではなく、

「元気でなくなったとき、どう暮らすか」

まで考えて準備する。

それが、これからのシニアには必要なのではないでしょうか。

そして何より、

子どもに迷惑をかけたくないからこそ、自分のこれからを自分で考えておく。

これも、家族への大切な贈り物だと思います。