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【第2話】高齢者だからこそ考えたい。高齢者の防災は、薬と持病の備えから

地震や大雨などの災害が起きたとき、まず思い浮かぶのは何でしょうか。

水。

非常食。

懐中電灯。

防災リュック。

私も、以前はそれくらいしか考えていませんでした。

しかし、年齢を重ねてから、もう一つ大切なことに気づきました。

それは、

「自分の体に必要なものも、防災用品の一つとして考えなければならない」

ということです。

高齢者の防災は「自分仕様」で考える

若い人なら、多少不便な生活になっても、体力で乗り切れることがあります。

しかし、高齢になると、そう簡単にはいきません。

毎日薬を飲んでいる人。

定期的に病院へ通っている人。

眼鏡を使っている人。

補聴器を使っている人。

人によって、必要なものが違います。

だからこそ、高齢者の防災は、

「一般的な防災用品+自分に必要なもの」

と考えることが大切なのではないでしょうか。

普段飲んでいる薬を確認する

私が特に気になるのが、毎日飲んでいる薬です。

災害が起きると、道路が通れなくなったり、病院へ行くことが難しくなったりする場合があります。

そこで、普段から自分がどんな薬を飲んでいるのか、確認しておくことが大切です。

薬の名前が分かるようにしておく。

お薬手帳をすぐに持ち出せる場所に置いておく。

かかりつけ医や薬局の連絡先を確認しておく。

そして、家族にも必要な情報を伝えておく。

こうした準備だけでも、いざというときの安心につながります。

ただし、薬については自己判断が大切なのではありません。

薬を減らしたり、飲むのをやめたりする場合は、必ず医師や薬剤師に相談する。

これも忘れてはいけないことです。

お薬手帳は大切な情報

普段は病院や薬局へ行くときに持っていく「お薬手帳」。

私は、これも大切な防災用品の一つだと思っています。

災害時には、自分がどんな薬を飲んでいるのか説明することが難しくなる場合があります。

そんなとき、お薬手帳があれば、自分の薬について伝えるための大切な情報になります。

ですから、

「お薬手帳はどこにある?」

と、家族にも分かるようにしておくと安心です。

眼鏡や補聴器も忘れない

防災リュックというと、水や食料ばかりに目が向きます。

でも、眼鏡を使っている人にとって、眼鏡は生活に欠かせません。

補聴器を使っている人にとっても、同じです。

避難場所で周囲の状況が分からなければ、不安も大きくなります。

だから、

「普段の生活で、これがないと困るものは何だろう?」

と考えてみることが大切です。

それが、その人にとって必要な防災用品なのです。

家族に自分のことを伝えておく

災害が起きたとき、自分一人ですべて対応できるとは限りません。

だから、家族にも自分のことを伝えておきたいと思います。

例えば、

「普段この薬を飲んでいる」

「この病院に通っている」

「この薬局を利用している」

「眼鏡がないと困る」

などです。

細かなことでも、家族が知っていれば、いざというときに助けてもらいやすくなります。

特に離れて暮らしている家族とは、災害時の連絡方法についても話し合っておきたいものです。

「持病があるからこそ」準備する

持病があると、

「災害が起きたらどうしよう」

と不安になるかもしれません。

でも、不安に思うだけでは何も変わりません。

まず、自分ができることから始める。

お薬手帳を確認する。

薬の情報をまとめる。

家族の連絡先を確認する。

かかりつけ医や薬局の情報を確認する。

眼鏡や補聴器などを準備する。

こうした小さな準備が大切です。

避難するときは「無理をしない」

高齢者の場合、災害が起きたら、とにかく急いで避難しなければと思うことがあります。

もちろん、安全な場所へ避難することは大切です。

しかし、避難する途中で転倒したり、体調を崩したりしては大変です。

自分の体力や周囲の状況を考えて、安全を確保することも大切です。

避難については、自治体から出される情報を確認し、家族や周囲の人とも相談しておきたいものです。

「自分はどこへ避難するのか」

「そこまでどうやって行くのか」

「助けが必要な場合は誰に連絡するのか」

普段から考えておけば、慌てることも少なくなります。

「自分の体は自分で守る」という意識

私は高齢者になって、

「自分の体は自分で守る」

という意識が大切だと感じています。

もちろん、困ったときは家族や周囲の人に助けてもらいます。

でも、自分の薬や病院のことを何も知らなければ、助ける側も困ってしまいます。

だから、自分の体のことを自分で分かっておく。

そして、それを家族にも伝えておく。

これも立派な防災だと思います。

防災リュックを一度開けてみる

この記事を読んでくださった方に、一つお願いがあります。

今日、時間があれば防災リュックを一度開けてみてください。

水は入っていますか?

非常食は大丈夫ですか?

電池は使えますか?

そして、

「自分に必要なものは入っているかな?」

と考えてみてください。

お薬手帳。

眼鏡。

補聴器。

連絡先。

必要な医療情報。

人によって必要なものは違います。

おわりに

災害は、いつ起きるか分かりません。

私自身も、災害を経験して、防災について何度も考えるようになりました。

水や食料を準備することは大切です。

でも、高齢者になった今だからこそ、

「自分の体を守るための防災」

も考えておきたいと思います。

薬、お薬手帳、眼鏡、補聴器、家族の連絡先。

どれも特別なものではありません。

普段の生活に必要なものです。

だからこそ、災害が起きる前に確認しておく。

そして、家族にも伝えておく。

「まだ大丈夫」ではなく、「今のうちに確認しておく」。

それが、高齢者の命を守るための大切な備えなのだと思います。

次回は、

【第3話】「災害時、家族と連絡が取れない!」高齢者が今から考えておきたい連絡方法

として、固定電話・携帯電話・家族との連絡方法について考えていきます。