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【第1話】高齢者だからこそ考えたい。持病と命を守る防災の備え

防災用品だけでは足りない

地震や大雨などの災害に備えて、皆さんは何を準備していますか。

水、非常食、懐中電灯、防災リュック。

私もこれまで、防災というと、こうした用品を準備することだと思っていました。

しかし、年齢を重ねてから、もう一つ大切なことに気づきました。

それは、

「自分の体に必要なものも、防災の一部ではないか」

ということです。

若い頃なら、多少生活が乱れても何とかなると思っていました。

しかし、高齢になると、自分の体の状態も変わってきます。

毎日飲んでいる薬がある人。

病院へ定期的に通っている人。

眼鏡や補聴器を使っている人。

人によって、必要なものは違います。

だから、高齢者の防災は「みんなと同じ」ではなく、「自分に合わせる」ことが大切なのだと思います。

毎日飲んでいる薬をどうするか

災害が起きたとき、心配になることの一つが薬です。

普段は病院へ行き、薬をもらい、自宅で保管しています。

しかし、大きな災害が起きれば、いつもの病院へ行けないことも考えられます。

そこで、普段から自分がどんな薬を飲んでいるのか、分かるようにしておくことが大切です。

お薬手帳をすぐ持ち出せる場所に置いておく。

薬の名前が分かるようにしておく。

かかりつけの医療機関の連絡先を確認しておく。

家族にも、

「自分はこの薬を飲んでいる」

と伝えておく。

こうした準備が、いざというときの助けになるかもしれません。

ただし、薬を自己判断で減らしたり、飲むのを止めたりするのは危険です。

災害時の薬について不安がある場合は、普段から医師や薬剤師に相談しておきたいものです。

お薬手帳は大切な情報

私たちは普段、お薬手帳を何気なく持っています。

しかし、災害時には大切な情報になります。

自分がどんな薬を飲んでいるのか。

どこの病院に通っているのか。

どんな薬を処方されているのか。

自分で説明することが難しい状況になった場合でも、情報が分かれば、医療関係者に伝えやすくなります。

だから私は、お薬手帳を防災用品と同じくらい大切なものとして考えたいと思っています。

眼鏡や補聴器も忘れてはいけない

高齢者の防災では、眼鏡なども忘れてはいけません。

普段から眼鏡を使っている人なら、眼鏡がなければ周囲が見えにくくなります。

補聴器を使っている人なら、それも重要な生活用品です。

「防災用品だから特別なものを買わなければいけない」

と考える必要はありません。

むしろ、

「普段の生活で自分に欠かせないものは何だろう?」

と考えてみることが大切です。

家族にも自分のことを伝えておく

災害が起きたとき、自分一人ですべて対応できるとは限りません。

そこで、家族に自分のことを伝えておくことも大切です。

毎日飲んでいる薬。

かかりつけの病院。

緊急時の連絡先。

避難するときに困ること。

こうした情報を家族と共有しておけば、いざというときに助けてもらいやすくなります。

特に一人暮らしの高齢者は、近くに住む親戚や知人など、助けを求められる人を確認しておくと安心です。

「持病があるから防災が難しい」ではない

持病があると、

「災害が起きたらどうしよう」

と不安になることがあります。

でも、不安だから何もしないのではなく、できることから準備することが大切です。

水を準備する。

非常食を準備する。

薬の情報をまとめる。

お薬手帳を確認する。

家族の連絡先を書いておく。

眼鏡などの生活用品を確認する。

一つずつ準備していけばいいのです。

防災リュックに「自分専用」のものを入れる

一般的な防災リュックには、水や非常食などが入っています。

そこに、自分に必要なものを追加していく。

これが高齢者には大切だと思います。

例えば、

・お薬手帳
・薬の情報
・眼鏡
・補聴器に必要な用品
・家族の連絡先
・かかりつけ医の情報
・携帯電話の充電器

などです。

もちろん、必要なものは人によって違います。

「自分には何が必要か」

を考えてみることが一番大切です。

防災は「命を守る準備」

これまで私は、防災用品をそろえることばかり考えていました。

しかし、今回あらためて考えてみて、

「防災とは、自分の命を守る準備なのだ」

と思うようになりました。

だから、水だけではありません。

食料だけでもありません。

自分の体に必要なものを知っておく。

家族に伝えておく。

医療に関する情報をまとめておく。

これも立派な防災です。

おわりに

高齢になると、若い頃には考えなかったことが増えてきます。

災害が起きたとき、

「薬はどうする?」

「病院へ行けるだろうか?」

「家族と連絡が取れるだろうか?」

そんな心配も出てきます。

だからこそ、元気な今のうちに、一度自分の生活を見直してみたいと思います。

防災リュックを開ける。

薬の情報を確認する。

お薬手帳を分かる場所に置く。

家族の連絡先を確認する。

眼鏡や補聴器など、必要なものを確認する。

大きなことをする必要はありません。

今日できる小さな準備が、明日の安心につながる。

高齢者だからこそ、自分の体と命を守るための防災を考えておきたい。

私自身も、これから少しずつ見直していこうと思います。