謙虚な気持ちで自由なブログを配信しています。どうぞお手柔らかに。

【第5話】65歳からの3年間。私が本当に手に入れた人生の宝物。

65歳を過ぎて始めたシルバー人材センターでの仕事。

振り返れば、あっという間の3年間でした。

最初は、「少しでも収入が増えたら助かる」という気持ちがありました。

孫がお正月やお盆、冬休みに帰ってきた時には、お楽しみ袋や入学のお祝いを用意したい。

その笑顔を見るのが楽しみでした。

また、毎月の収入の一部は、自分の将来のために貯金していました。

98歳になる母が有料老人ホームで暮らしている姿を見ていると、「いつか私もお世話になる日が来るかもしれない」と考えるようになったからです。

だから、働けるうちに少しでも準備をしておきたいと思いました。

そんなある日、近所に住む一人暮らしの方と話をする機会がありました。

その方は、身近に頼れる家族がおらず、年金で生活を続けています。

 

将来への不安が大きくなり、市役所へ相談に行ったそうです。

本人の話では、年金や預貯金などの状況を確認したうえで、「今の状況では対象にならない」という説明を受けたとのことでした。

生活保護などの公的な支援は、一人ひとりの収入や資産、生活状況などを総合的に見て判断されます。

その話を聞いた私は、「老後への備えは、元気なうちから少しずつ考えておくことが大切なんだ」と改めて感じました。

私自身も、会社員として働いていた頃は、老後のお金について深く考えることはありませんでした。

毎月お給料が入り、仕事があることが当たり前でした。

しかし、年金生活になって初めて、お金の重みを実感しました。

長生きすることはありがたいことです。

その一方で、医療費や生活費など、年齢を重ねるほど必要になるお金もあります。

だからこそ、私はシルバー人材センターで働いた3年間を、とても意味のある時間だったと思っています。

もちろん、お給料は生活の支えになりました。

しかし、それ以上に得たものがあります。

一緒に働いた仲間との出会い。

利用者の皆さんからいただいた「ありがとう」という言葉。

「まだ社会の役に立てる」という自信。

それらは、お金では買うことができない宝物でした。

今でも時々、「もっと若い頃から老後について考えておけばよかった」と思うことがあります。

でも、過去は変えられません。

変えられるのは、今日からの行動です。

少しずつ貯金をすること。

健康を大切にすること。

家族との時間を大事にすること。

自分にできることを、一歩ずつ続けていくこと。

それが、安心につながるのではないでしょうか。

この5回のシリーズを通して、私が一番お伝えしたかったのは、「老後はお金だけではない」ということです。

もちろん、お金は大切です。

しかし、それと同じくらい、人とのつながりや健康、そして毎日を前向きに暮らす気持ちも大切です。

65歳から始めた3年間の仕事は、私に多くのことを教えてくれました。

もしこの記事を読んでくださっている皆さんが、これからの暮らしに少しでも不安を感じているなら、焦る必要はありません。

今日できることを、一つ始めてみてください。

その小さな一歩が、きっと未来の安心につながります。

最後までシリーズを読んでいただき、本当にありがとうございました。

これからも、年金生活のこと、家計のこと、終活、そして日々の暮らしの中で感じたことを、自分の言葉で書き続けていきたいと思います。

どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。