現役で働いていた頃、「公務員は退職金が多くていいね」と耳にしたことが何度もありました。
一方、会社員は会社の業績や退職金制度によって受け取る金額が異なります。
実際には、勤務先の制度や勤続年数、役職などによって退職金は大きく変わります。
そのため、「公務員だから多い」「会社員だから少ない」と一概には言えません。
私は60代になって、このことを改めて考えるようになりました。
退職金の金額は大切です。
でも、それ以上に大切なのは、その後の暮らし方です。
退職金が多くても、使い方を誤れば不安は残ります。
反対に、退職金がそれほど多くなくても、家計を見直し、年金とのバランスを考えながら暮らしていけば、安心して過ごせる方もいます。
私自身も、退職金について「もっと早く考えておけばよかった」と思うことがあります。
50代は仕事や子育てで忙しく、老後のことは後回しになりがちです。
しかし、退職はある日突然やってきます。
だからこそ、50代のうちに確認しておきたいことがあります。
- 退職金の見込み額はどのくらいか。
- 将来受け取る年金の見込み額はどのくらいか。
- 毎月の生活費はいくら必要なのか。
- 住宅ローンや借入金は退職までに整理できそうか。
この4つを知るだけでも、老後の不安は少し軽くなると思います。
私は、退職金とは「人生のご褒美」ではなく、「第二の人生を支える資金」だと考えています。
旅行や趣味も楽しみたい。
子どもや孫を応援したい。
でも、自分たちの生活を守ることが何より大切です。
公務員でも会社員でも、老後に必要なのは「比べること」ではありません。
自分たちの暮らしに合ったお金の使い方を考えることです。
60代になった今、私はそのことを強く感じています。
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