「絶望」とは、まるで暗いトンネルの中に
いるような気持ちで、出口が見えず、
何も良いことが起きないと感じることです。
たとえば、テストで悪い点を取ってしまったり、
友達とけんかしてしまったりすると、
そういう気持ちになることがありますよね。
そんなとき、心の中にある「絶望エネルギー」を
「希望エネルギー」に転換し、明るい未来に進む方法があるんです。
今回は、その方法を具体例や研究結果を交えながら、
あなたにでも分かりやすく説明していきます!
絶望エネルギーってなに?
まず、「絶望エネルギー」とはどんなものかを説明します。絶望しているときは、心の中に「不安」「悲しみ」「怒り」などのネガティブな感情がたくさんたまっています。でも、実はこのエネルギーは悪いものではありません。大きな力を持っているので、その向きや使い方を変えれば「ポジティブなエネルギー」に変えることができるのです。
たとえば、ロケットが飛び立つときに使う「燃料」は、普段は危険な物質です。でも、それをうまくコントロールして使うと、大空へと飛び立つことができるんです。絶望のエネルギーもこれと同じで、うまく「希望エネルギー」に変えれば、今とは違う明るい未来(パラレルワールド)に移行することができるんです。
希望のパラレルワールドって?
「パラレルワールド」とは、簡単に言えば「もう一つの現実の世界」です。たとえば、今あなたが「うまくいかない」「悲しい」と思っているのが“今の世界”だとしたら、希望のパラレルワールドは「うまくいっている自分」「楽しい毎日を送っている自分」の世界です。私たちは、考え方や行動を変えることで、この別の世界に移動できると言われています。
絶望エネルギーを希望に変える方法
では、どうやって絶望エネルギーを希望に変えるのでしょうか? 以下の3つの方法を試してみてください。
- 感謝ノートを書く
まず、紙とペンを用意して、毎日「感謝できること」を3つ書いてみましょう。たとえば、「今日の朝ごはんがおいしかった」「友達が笑顔であいさつしてくれた」「雨がやんでよかった」など、どんな小さなことでもかまいません。研究によると、感謝の気持ちを持つと脳が「ポジティブなエネルギー」に満たされ、ネガティブな感情が減ることがわかっています。アメリカのカリフォルニア大学の研究チームが行った実験では、感謝の気持ちを持つことが心の健康を高め、希望を感じやすくなることが証明されています。 - 未来日記を書く
「未来日記」とは、自分が希望のパラレルワールドにいると想像し、その世界の自分が何をしているかを書き出すことです。たとえば、「1年後の私は、新しい友達とたくさんの楽しい思い出を作っている」「成績が上がって、勉強がもっと楽しくなっている」など、なりたい自分の姿を思い浮かべて書いてみましょう。心理学では、「視覚化」と呼ばれるこの方法が、実際に自分をポジティブな方向へと導く力があるとされています。 - 自分をほめる練習をする
絶望状態のときは、自分を責めたり「自分なんてダメだ」と思ってしまうことが多いですよね。でも、そうするとネガティブなエネルギーがどんどん大きくなってしまいます。そこで、毎日「自分をほめる」練習をしてみましょう。たとえば、「今日はちゃんと学校に行けた」「宿題を頑張ってやった」「友達の話をちゃんと聞けた」など、小さなことでも自分をほめることが大切です。
実際の成功事例:スポーツ選手のエネルギー転換
有名なオリンピック選手、マイケル・フェルプスは、若いころに大きな失敗をしたとき、絶望感でいっぱいでした。でも、彼はその「絶望エネルギー」を「次こそは必ず成功する」という強い思いに変えて、何度もトレーニングを重ね、ついに金メダルをたくさん取ることができました。絶望したときに、自分を責めるのではなく、「そのエネルギーをどう次に生かせるか」を考えることで、未来を変えることができたのです。
まとめ
絶望状態にいるときは、まるで暗いトンネルの中にいるように感じることがありますが、その絶望エネルギーを使って、自分を新しい未来へと飛び立たせることができます。「感謝ノートを書く」「未来日記を書く」「自分をほめる練習をする」などの方法を試してみると、ネガティブなエネルギーをポジティブな力に変えることができるでしょう。
そして、あなたは「絶望の世界」から「希望のパラレルワールド」へと移行できるのです。まずは、どんな小さなことでもいいので、今日から自分を前向きにする行動を始めてみてくださいね。きっと、少しずつですが、心の中が明るくなってくるはずです。