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第10話・シリーズ最終話 「宇宙飛行士になりたい!そう思った君へ。今日からできる宇宙への準備リスト」

【はじめに】このシリーズを最後まで読んでくれた君へ

第1話から読んでくれた君へ。

本当にありがとうございます。

義雄おじいちゃんの涙から始まったこの旅が・ついに最終話を迎えました。

ここまで読んできた君は・もう気づいているはずです。

宇宙は遠い。でも・人間は行けた。

宇宙は難しい。でも・諦めなかった人たちが扉を開けた。

宇宙は広い。でも・君の体はその宇宙のかけらでできている。

そして——

宇宙は・夢見る人間をいつも待っている。

今日は・このシリーズの最終話として・ふたつのことをお届けします。

ひとつ目は——「宇宙飛行士になりたい」と思った君への・今日からできる完全準備リスト。

ふたつ目は——義雄おじいちゃんと颯太くんの・本当の最後の物語。

最後まで・一緒に読んでください。


【第一章】宇宙飛行士になるための道・正直に全部話します

まず正直に言います。

宇宙飛行士になることは・簡単ではありません。

JAXAの宇宙飛行士選抜試験の倍率は・約800倍です。800人に1人しか選ばれません。

しかし——

800倍の壁は・準備した人にだけ・越えられます。

そして準備は・今日から始められます。

小学生でも。中学生でも。高校生でも。

今この瞬間から始めた人が・10年後・20年後に宇宙に立っています。

颯太くんがそうだったように。

野口聡一さんがそうだったように。

ガガーリンがそうだったように。

では・何から始めればいいのか。年代別に・具体的にお伝えします。


【第二章】年代別・宇宙への準備リスト

🚀 小学生の君へ(今すぐできること10選)

準備① 理科と算数を好きになる 宇宙飛行士の仕事のすべての基礎は理科と算数です。テストで100点を取る必要はありません。まず「面白い」と感じることが大切です。なぜ空は青いのか。なぜ月は丸いのか。身近な「なぜ?」を大切にしてください。

準備② 宇宙の本を毎月1冊読む 図書館に行って「宇宙」「NASA」「JAXA」「宇宙飛行士」というキーワードで本を探してください。1冊読むたびに・宇宙への興味が深まり・知識が広がります。

準備③ 毎晩・夜空を見上げる習慣をつくる 望遠鏡がなくても大丈夫。まず肉眼で見上げることから始めてください。月・金星・火星・木星——探すたびに新しい発見があります。

準備④ JAXA・NASAの公式サイトを見てみる JAXAとNASAの公式サイトには・子ども向けの宇宙の情報がたくさんあります。最新の宇宙開発ニュースも無料で読めます。

準備⑤ 宇宙飛行士の本・伝記を読む 野口聡一さん・星出彰彦さん・向井千秋さん——日本人宇宙飛行士の本を読んでください。彼らも最初は・君と同じ子どもでした。

準備⑥ 英語を好きになる 宇宙ステーションでは英語が共通言語です。英語が得意なほど・宇宙への道が広がります。まず「英語で宇宙の動画を見る」ところから始めましょう。

準備⑦ 体を鍛える習慣をつくる 宇宙飛行士には・厳しい身体基準があります。毎日の運動・バランスの良い食事・十分な睡眠——今から健康な体をつくる習慣が・将来の宇宙飛行士の体の基礎になります。

準備⑧ 工作・実験を楽しむ ペットボトルロケット・星座早見盤の工作・理科の実験——手を動かして作ることが・宇宙工学への第一歩です。夏休みの自由研究に宇宙のテーマを選んでみてください。

準備⑨ 宇宙に関するニュースをチェックする 月面着陸計画・火星探査・民間宇宙旅行——宇宙のニュースが毎日のように報道されています。宇宙に興味を持ち続けることが・最大の準備です。

準備⑩ 夢を声に出して言い続ける 「宇宙飛行士になりたい」——この言葉を・毎日声に出してください。家族に言ってください。友達に言ってください。先生に言ってください。声に出した瞬間から・夢は現実に向かって動き始めます。


🚀 中学生の君へ(次のステップ5選)

ステップ① 理数系の科目を得意にする 物理・化学・数学——これらが得意になるほど・宇宙への道が開けます。難しい問題に挑戦することを・恐れないでください。

ステップ② 英語力を本格的に鍛える 英検・TOEIC——英語の資格取得を目指してください。宇宙飛行士選抜試験では・高い英語力が求められます。

ステップ③ リーダーシップを育てる 生徒会・部活動・学校行事——チームをまとめる経験を積んでください。宇宙飛行士はチームワークが命です。

ステップ④ 宇宙関連のイベントに参加する JAXAの一般公開・プラネタリウム・科学館——宇宙を体感できる場所に積極的に行ってください。本物の宇宙に触れる体験が・夢をリアルにします。

ステップ⑤ ロシア語に興味を持つ 宇宙ステーションではロシア語も使われます。英語に加えてロシア語も学べると・宇宙飛行士への道がさらに広がります。


🚀 高校生の君へ(進路の選び方)

進路① 理工系の大学・学部を目指す 宇宙工学・航空工学・機械工学・電気工学・物理学——これらを学べる大学の理工系学部が・宇宙飛行士への最短ルートです。

進路② 医学部という道もある 宇宙医学の専門家として宇宙に行く道もあります。向井千秋さんは医師として宇宙飛行士になりました。医学に興味があるなら・この道も考えてみてください。

進路③ パイロットという道もある 軍や航空会社のパイロットとして経験を積んでから・宇宙飛行士になる道があります。アームストロング船長もパイロット出身でした。


【第三章】宇宙飛行士以外にも・宇宙に関われる仕事がたくさんある

「宇宙飛行士は難しそう」と思った君に・大切なことを伝えます。

宇宙に関われる仕事は・宇宙飛行士だけではありません。

仕事 内容
宇宙工学者 ロケット・宇宙船・月面基地を設計する
宇宙医師 宇宙飛行士の健康を守る医療の専門家
宇宙食研究者 宇宙で食べられる食品を開発する
宇宙法律家 宇宙開発に関する国際法を研究する
宇宙農業研究者 宇宙で植物を育てる技術を開発する
天文学者 望遠鏡で宇宙の謎を解明する
ミッションコントロール 地上から宇宙飛行士をサポートする
宇宙教育者 子どもたちに宇宙の夢を伝える

2040年には・今はまだ存在しない宇宙の仕事が・たくさん生まれているかもしれません。

君の夢の形は・ひとつではありません。宇宙に関わる方法は・無限にあります。


【第四章】義雄おじいちゃんと颯太くん・本当の最後の物語

これが・このシリーズ最後のエピソードです。

颯太くんが大学に入学してから・2年が経ちました。

宇宙工学を学びながら・颯太くんは毎週末・義雄おじいちゃんの家に顔を出していました。

ある日曜日の朝——

颯太くんが義雄さんの家に着くと・縁側に義雄さんが座っていました。いつものように・空を見上げながら。

「ひいおじいちゃん・おはよう」

「颯太・来たか。ちょうどよかった。話があるんや」

颯太くんは・義雄さんの隣に座りました。

朝の空は・澄んでいました。雲ひとつない青空でした。

「颯太・先生から聞いたか?」

颯太くんは・うなずきました。

最近・義雄さんの体の調子が良くないことを・家族から聞いていました。

「颯太に・渡したいものがあるんや」

義雄さんは・震える手で・引き出しから小さな箱を取り出しました。

颯太くんが開けると——

中には・古い写真が一枚入っていました。

白黒の写真でした。

幼い男の子が・縁側に座って・夜空を見上げている写真でした。

「これ・ひいおじいちゃん?」

「そうや。5歳の頃や。この写真を撮ってくれたお父ちゃんが・「人間はいつか月に行ける」と教えてくれた夜の写真や」

颯太くんは・その写真をしばらく見つめました。

5歳の義雄さんの目が・夜空を見上げています。その目には・純粋な夢の光が宿っています。

「ひいおじいちゃん・この目・今も変わってないね」

義雄さんは・笑いました。

「そうか?じゃあよかった。颯太・この写真を持っていてくれ」

「いいの?」

「いいんや。颯太が月に行く時・この写真を一緒に連れていってくれ。ひいおじいちゃんも・一緒に月に行きたいんや」

颯太くんの目から・涙がこぼれました。

「絶対に連れていく。約束する」

「ありがとう颯太。ひいおじいちゃんは・もう十分や」

二人は・しばらく無言で空を見上げました。

朝の青空は・どこまでも続いています。

その先に・宇宙があります。

その先に・月があります。

義雄おじいちゃんが80年間見上げてきた・あの月が。

しばらくして・義雄さんが静かに言いました。

「颯太・宇宙はな・ただの場所やない」

「うん」

「人間の夢が・積み重なった場所や」

颯太くんは・ゆっくりとうなずきました。

「ライト兄弟の夢。ガガーリンの夢。アームストロングの夢。キャサリンの夢。イーロンの夢。そしてひいおじいちゃんの夢——全部が積み重なって・今の宇宙がある」

「うん」

「颯太の夢も・その積み重ねの一部になる」

颯太くんは・胸ポケットに・あの白黒写真を大切にしまいました。

「なるよ。絶対になる」

義雄さんは・もう一度・笑いました。

80年間・一度も変わらなかった・あの笑顔で。

その朝の青空が・この物語の・本当の最後のページでした。


【第五章】夢のバトンは・今・君の手の中にある

このシリーズを・第1話から読んできた君へ。

義雄おじいちゃんの夢は・颯太くんに渡されました。

颯太くんの夢は・今日も走り続けています。

そして——

今・このページを読んでいる君の手の中に・夢のバトンが渡されています。

5歳の義雄さんが夜空を見上げた・あの白黒写真の目。

その目と同じ目で・今夜・空を見上げてください。

月を見てください。

星を見てください。

宇宙を感じてください。

そして心の中で・こう言ってください。

「ぼくが行く」と。

「わたしが行く」と。

その言葉が——

颯太くんが8歳の時に言った言葉と・同じ言葉です。

その言葉が——

宇宙への旅の・本当の始まりです。


【シリーズ完結・読者への最後のメッセージ】

第1話から第10話まで・読んでくださった皆さんへ。

本当に・本当にありがとうございました。

このシリーズを書きながら・ずっと思っていたことがあります。

80年前も・50年前も・今も——

人間は夜空を見上げながら・同じことを思ってきました。

「あそこに行きたい」と。

その気持ちが・ライト兄弟を空に飛ばし・ガガーリンを宇宙に送り・アームストロングを月面に立たせました。

そしてこれから——

その気持ちが・颯太くんを月に送り・君たちの世代を宇宙に連れていきます。

夢は・終わりません。

バトンは・渡され続けます。

義雄おじいちゃんから颯太くんへ。

颯太くんから・君へ。

君から・次の世代へ。

宇宙への夢は・永遠に続きます。

今夜・空を見上げてください。

月に向かって・こう言ってください。

「待っていてくれ。必ず行く」と。

宇宙はずっと・ずっと・ずっと——

君を待っています。


 

📌 第1話から読んでくださったすべての皆さんへ このシリーズが・お子さんやお孫さんの宇宙への夢に火をつけることができたなら・これほど嬉しいことはありません。義雄おじいちゃんのような夢を持つ人が・世界中にいます。その夢を次の世代に渡すために・ぜひこのシリーズを大切な人にシェアしてください。夢のバトンを・一緒に渡しましょう。